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「どんな顔で会えばいいんだ…」



教室の扉の前で悩む



「あんな事言っちゃったからな…」



目の前の扉を開ける勇気がない


今、茜に謝ったとしても



言ってしまったコトバの傷は消えることはない



「何やってんだよ…邪魔だぞ」



後ろから一希が急かす



「あぁ？今入るし」



意を決して扉を開けた



「あ…あれ？おい、一希…茜がいねぇ…」



謝りたい相手がいなかった



「あっ…お前知らねぇのか？」



「えっ…」