時間が経って行くばかりで



気付けば9時まで後3分



「果梨、先行ってて」



「茜はどうすんだよ」



「50周するしかないじゃん」



覚悟を決めた



自分が悪いんだからね



「それじゃあ100周ぐらい走れば?」



「!?」



背後から声がした



「美羽」
「美羽ちゃん」



朝から怒ってきた妹の姿があった