「山下陸斗君だよね?」




「そうだよ~!あれ?何で俺の名前知ってんの?会った事あったっけ?」




各クラスごとに別れ、陸斗は小学校の時の友達と少し喋った後、自分の席に着くと隣の席の女の子が話し掛けてきた。






「小学校の時何回か学校の合同行事で会ってるから♪私、高橋まゆみ♪ヨロシクね♪」




「おう!ヨロシク~!俺の事は陸斗って呼んで♪」




まゆみの言葉に陸斗は笑顔で答え、自己紹介をした。






社交的な陸斗は男女共から受けが良く、直ぐに学年の人気者になっていた。