“バタンッ” 「ッ…海ちゃんお帰りなさい。何処に行っ…!?」 「…ッ母さん…」 玄関のドアの閉まる音に気づいた智美は、急いで玄関まで行くと、海斗の目から流れる涙を見て驚いた。 === 「…そう。きぃちゃんに会いに行ったの…」 「ッ瑛奈の目はもう…ッ二度と…ッ瑛奈は…」 リビングの椅子に腰をかけ、海斗がさっき見た全てを智美に話していった。 「…ッ…」 「ッ大丈夫よ…きぃちゃんは絶対に…大丈夫。」 海斗の問いかけに、智美はただ“大丈夫”と言うだけだった。