ビックリした顔のユナとは反対に、長谷川パパは笑顔で迎え入れてくれて。



昔よく遊んでもらったりしたんだよ…。



好きだったんだ、長谷川パパ…。



「ゆ、悠ちゃん…?」

「黙ってて」

「へっ!?」

「俺、ユナと付き合います」

「「えぇぇぇぇっ!?」」



リビングに響きわたる長谷川ファミリーの声。



ハズした!?



間違った!?



でも筋、通さなきゃユナと笑えない気がする…。



「いつからかな?」

「さっきです」

「そう。座りなさい」



うわっ、笑顔が怖い…。



長谷川ママの方はバシバシとユナを叩きながらニヤニヤ。



ユナは突然のことに頭が着いていかないようだ。



「それで、なんて言ってほしいの?」

「認めていただきたく…」

「この挨拶はサキ君の差し金かい?反対してるわけじゃないよ?はははっ!!おかしなことを言い出すもんだ」



完全に反対してんじゃん!!



ってか…マジでこんな威圧感のある人だったっけ?