こんなに好きなのにっ!!

リオ君に話した悠ちゃんのこと。



そしてあたしの気持ち。



「じゃあ琴里さんとは別れたわけだ」

「うん」

「俺的にはさっさとくっついてもらいたいんだけど~」

「が、頑張ります…」

「やっぱカワイイわ。あのままヤっときゃよかった…」

「え"っ?」

「ははっ!!意地悪したくなっただけ。じゃ、うまくやれよ~」



なんて清々しい人なんだ、リオ君…。



好きになったことは後悔してない。



一緒にいれた時間も、あたしには必要な時間だったんだ。



応援してくれるリオ君のためにも頑張らなきゃ…。



「あたしから…告白する!!」

「待ってろって言われたんじゃないの?」

「もう待てない…」

「ユナって実は積極的だったり…?」



ドキドキしながら書いた手紙。



『放課後、家庭室で待ってます』



悠ちゃんの下駄箱に手紙を入れてから名前を書いてないことに気がつき、戻った時にはなくなってた。



わかってくれたかな!?



普通わかんないよね…。