こんなに好きなのにっ!!

朝、悠ちゃんが言った意味はわからなかった。



だけどなんとなく、琴里さんに対する罪悪感なのかもしれないと感じてる。



悠ちゃんは優しいから。



そう考えると朝の言葉のつじつまが合う気もする。



「マジで…?」

「は…い…」

「逃げられたからフられたと思ってたぁ~…。ってかホントに俺でいいの?」

「先輩がっ!!いい…です…」

「俺…エロいよ?すぐ妬くし。頭わりぃし、苦手な食べ物いっぱいあるし…」

「あたしなんかでよければ…お願いします!!」

「やっ…たぁぁぁぁ!!」



大声と共に抱きしめられたしーちゃんは固まってしまって動けないみたい。



真っ赤な顔で、目がウルウルしてて。



恋する女の子ってカワイイんだね。



「一緒に帰る!?」

「ふぁい…」

「じゃあ放課後!!今から全員ずぶ濡れにしてくるっ!!」



嬉しそうに悠ちゃんたちのもとへ戻ったマッピー先輩は集中砲火に合い、逆にずぶ濡れになっていた。



カワイイふたり、お似合いだね。