あんなに一緒にいたのに急に別れるなんて、何かがあったとしか思えない。
「どう…して?」
「俺が最低のバカだから」
「フられたの?」
「違う、フった…」
「好きなんでしょ?琴里さんのこと…」
全然意味がわからない!!
こっちを見ない悠ちゃんと、焦るあたし。
なんて声をかけてあげたらいいのかわからない。
「好きなら別れねぇよ」
「じゃあ…なんで?」
「ユナが好きだから。琴里じゃなく、ユナが好きだから別れた」
「あたっ…し!?」
「そういうこと。今言わなきゃ…同じことの繰り返しになりそうだったから伝えた」
「なんて言えばいいの!?」
「返事求めてるわけじゃねぇから何も言わなくていい。俺が言いたかったから言っただけ」
「あのっ…あたしもリオ君と…別れました…」
「知ってる」
悠ちゃんが好きだから。
そう言おうとした。
振り返った悠ちゃんの大きな手に口を塞がれて声を出せない。
「どう…して?」
「俺が最低のバカだから」
「フられたの?」
「違う、フった…」
「好きなんでしょ?琴里さんのこと…」
全然意味がわからない!!
こっちを見ない悠ちゃんと、焦るあたし。
なんて声をかけてあげたらいいのかわからない。
「好きなら別れねぇよ」
「じゃあ…なんで?」
「ユナが好きだから。琴里じゃなく、ユナが好きだから別れた」
「あたっ…し!?」
「そういうこと。今言わなきゃ…同じことの繰り返しになりそうだったから伝えた」
「なんて言えばいいの!?」
「返事求めてるわけじゃねぇから何も言わなくていい。俺が言いたかったから言っただけ」
「あのっ…あたしもリオ君と…別れました…」
「知ってる」
悠ちゃんが好きだから。
そう言おうとした。
振り返った悠ちゃんの大きな手に口を塞がれて声を出せない。


