こんなに好きなのにっ!!

なだめるように話したり、琴里を傷つけたことを謝ったり。



たくさん辛い思いをさせたこと、俺はちゃんと後悔してるんだ…。



「ごめんな、琴里…」

「２番目でもいい…」

「そんなことしたらまた琴里を傷つける。俺、お前が変わってく姿は見たくねぇよ…」

「優しくしないで…」

「ん…。最低だよな、俺って」

「最低だね…。あたしも…最低だったけど…」



琴里は最低じゃない…。



ユナを思う気持ちがなければ、俺は琴里を大好きになってた。



幸せにしてやりたかった…。



だけど…琴里を傷つけてまでユナのところに行きたい気持ちが大きすぎるんだ…。



「琴里なら絶対俺なんかよりいい男と恋愛できるはずだから」

「悠都がいいんだけどな…」

「ごめん…」

「明日学校休む。失恋したから泣きすぎて顔ヤバいって理由で。悠都なんか大嫌い。消えてなくなればいい。二度と顔見たくないけど…」

「…………」

「大好き、悠都…。一生…バイバイ」



その言葉が最後の言葉になった…。



ありがとう、琴里…。