その日、琴里から電話があった。
普通に会話するのに、電話は切らせてくれない。
浮気を疑ってんのか?
「絶対…電話出てね?」
「出るよ」
「悠都のこと信じていい?」
「ん、琴里だけだから」
口から出るのはしょうもない飾りたてた言葉。
夜中まで話していたのに、次の日は朝から電話が来た。
学校へ向かう最中にも。
琴里、精神的におかしくなっちゃったかも…。
溜め息ばっかり。
明るく努める琴里も、心は絶対泣いているんだ…。
「あ"ぁぁぁぁぁ~!!」
「悠都が壊れた…」
「うるせぇチャラ太郎!!」
「なんだよソレ…」
「親父が祥太郎のことそう呼んでる」
「サキさんが?酷くね?サキさんの店の常連の俺に!!」
「まぁチャラいからな」
空は笑ってるように見えるのに俺の心は晴れない。
沼から抜け出すために作った足場もどこかに行ってしまったようだ。
暗いよな、俺…。
普通に会話するのに、電話は切らせてくれない。
浮気を疑ってんのか?
「絶対…電話出てね?」
「出るよ」
「悠都のこと信じていい?」
「ん、琴里だけだから」
口から出るのはしょうもない飾りたてた言葉。
夜中まで話していたのに、次の日は朝から電話が来た。
学校へ向かう最中にも。
琴里、精神的におかしくなっちゃったかも…。
溜め息ばっかり。
明るく努める琴里も、心は絶対泣いているんだ…。
「あ"ぁぁぁぁぁ~!!」
「悠都が壊れた…」
「うるせぇチャラ太郎!!」
「なんだよソレ…」
「親父が祥太郎のことそう呼んでる」
「サキさんが?酷くね?サキさんの店の常連の俺に!!」
「まぁチャラいからな」
空は笑ってるように見えるのに俺の心は晴れない。
沼から抜け出すために作った足場もどこかに行ってしまったようだ。
暗いよな、俺…。


