「おはよう、香織」 「おはよう」 私、水川香織――― ピッチピチの高校1年生。 頑張って頑張って勉強して、 念願の高校に入学したんだ。 「きゃー、今日もかっこいいー ねぇ香織」 「そうだね… っていうか、朝から元気だね 由美」 朝からハイテンションで声をかけてきたのは、 私の親友――― 立川由美。 「だって、かっこいいんだもん。 優也先輩」 「うん。 だって私の自慢のお兄ちゃんだもん」