キーンコーンカーンコーン 「あれ、次なに?」 私は友達になった、前の席の女の子、奈美(ナミ)に聞く。 「数学だよ〜」 「げっ」 数学かよ!ありえないんだけど… なんて思っていると、ガラガラとドアが開いたと同時に歓声が。 「やっぱかっこいいねっ!ねっさくら!」 奈美もはしゃいでるけど、私はなるべくヤツを見ないようにしながら 「あーうん」 なんて素っ気なく返事をした。 にこにこしながら、前に立ち、 「桜さとるです」 なんて一言言えば、歓声で耳が痛くなる。