目が覚めると愛歌の部屋にいることに少し驚いた。 なんでここにいるんだ? …あぁそういえば…。 隣を見ればまだ眠っている愛歌。 幸せそうな顔をして俺の手を握っている。 そっと頭を撫でると薄く目を開いた。 「悪い、起こした?」 「んー。平気」 まだ眠いのか少しぼーっとしている。 そんなことさえ可愛くて堪らない。