「あっ!」 不味いって顔して俺を見る愛歌。 その隣には男が気まずそうに立っている。 「偶然だね!」 平静を装って話しかけてくる。 「あぁ。そうだな」 「私ね、クラスでパーティーみたいなのやっててその買い出しにきてたんだ!」 ね?って隣の男にアイコンタクトを取る。 「あぁ。じゃんけんに負けてな!」 話を合わせてぎこちなく笑う。 そんなの信じるわけねーょ。 ちゃんと見たんだからな