「コーヒー入れてくるから。」 キッチンに向かう彼の後ろ姿を見送り、コートを脱ぐ。 高そうなソファに座り、小さく深呼吸。 静かな部屋・・ キッチンから聞こえる微かな物音が、部屋中に響いてる。 壁にかかっている時計を見ると、すでに2時を回っていた。 でも、全く眠たくない。 会ったばかりの人の部屋にいるからなのか、今日あんなことがあったからなのかわからないけれど・・・眠るのが怖い。