狼少女と王子様


「ふっ。

ごめん、泣かせるつもりはなかったんだけど。」



そう言って水城くんは表情を和らげた




私はコロコロと変わる水城くんの顔に

不意にドキッとする





こんな水城くん初めてみる




いつも貼り付けた笑顔で滅多に


というか絶対に



こんな柔らかい笑顔見せないから



あぁ、これが本当のあなたなんだね




そう思うとなんか嬉しくて無意識に笑いが咲いた




「それ反則//////。」


「?」



水城くんは赤面しながら私の上から退く



はて?


何故赤面してるの?



私は分からないまま


ソファーに座り直した