狼少女と王子様

葵に会えた


見つけた


可愛らしい声も

少し控えめな姿も

太陽みたいな笑顔も

さらりと揺れる黒髪も


葵そのものだった


やっと


見つけたっ





「葵?私、茜だよ。分かる?」


勇気を出して震える声で
葵に問いかける


私はドキドキしながら葵の返事を待っていた