「私を、置いて、いか、ないで。
そば、に、いて。」
汗と共に涙が頬から流れていく
僕はハンカチでそっと拭いてやった
茜どんな夢を見てるの?
僕はそばにいるよ
茜の感じている苦しみや悲しみを僕に分けて
ずっと守るから
「海くん!赤ちゃんの事で話しがあるの。」
息を切らしながら畑さんがこっちに来る
仕方ないので茜を渓いに任して
畑さんについていく
連れてかれたのは学校の中庭
授業中だからか誰も居なく静かだった
「話しって何?」
「もう赤ちゃんと関わらない方がいいよ。」
「はっ?」
誰だって耳を疑うだろう
大切な人と関わるなと言われれば
畑さんは驚いている僕に構わず不適に笑った
「ふっ。海様は本当赤ちゃんが好きなのね。」
「なっ/////。
「だけど残酷だわ。
こんな事広まってしまったら。」
畑さんはそう言ってなにやらポケットから取り出しそれを僕に手渡す
渡されたものを見ると新聞を切り抜いたものだった
「読んでみて。」
まだ畑さんは不適に笑ったまま
記事を読んでみれば
僕は目を疑った
「どういうつもり?」
「あら、知ってて赤ちゃんの事好きなの?
意外だわ。」
心外だった