椅子を掴んでこちらに向けて・・・ 怒りでなのか、伊純の体が震えている どうしてかな? あのクソジジイと重なって見えて 怖くて 怖くて ただそこから動けないまま 「イヤーーーーー!!」 叫ぶしかなかった 呼吸も上手く出来なくて 涙が溢れてくる 誰か助けて・・・ そのまま私は意識を手放した 一瞬だけ見えた伊純は 申し訳なさそうに私を見ていた 何でそんな顔するの? ねぇ、何でだよ。