『…私よりっ先に死やないでっ』 泣きすぎてうまく喋れないよぉ…。。 『そんな事言われたってさ』 『ヤなの!!絶対ヤなの!!!先に死んだら許さないんだからっ!!』 超ムチャクチャ。 『努力します』 『…よろひい』 どう努力するんだろう…!? 『帰ろ』 目の前に私より一回り大きな手が出される。 『う゛ん』 涙を拭う事すら忘れて、その手にすがりついた。 繋いだ掌からは 出会った時から何も変わらない温もりがあって…… 私はその掌が離せない…――――