『…ったく~』


呆れてるよね??

こんなめんどくさいヤツと結婚なんてするんじゃなかった??



『ごめんなさい』



後悔……していますか??






『じゃあ、死ぬときでいい』


『―…はっ!??』


死ぬ…時??



『――…じゃあ、死ぬときでいい。

お前が先だった時は、俺といた事を後悔してないと思えたならその時に言ってくれればいい。


こんな事言ってるけど…


もし俺が先なら、お前が看取ってくれるときにウソでも良いから言って欲しいって思ってたりするんだけどな。



前に言ったろ??

みっともなくなるくらい好きなんだって…――』



はにかみながら真っ直ぐ話してくれる真吾に…


私は………。





ほら………





そんな事言うからまた





過信して自惚れちゃうじゃない……。





あなたは私から離れないんだって…―――






私を待っていてくれる腕はあるんだって………―