『由樹さんが、毅クンや他の人とどうこうなろうと、私は別にもういいよ。

私たちの事は…もう考えないで』





私の言った言葉に対して由樹は


『ハイ』


と短く答えた。




『帰るね…、おじゃましました』


私は自分のカバンを持ち、由樹に少し頭を下げる。




『倖知さんっ!!』


『なに??』


『真吾が…言ってたの。私が、真吾と倖知さんが付き合ってた時に連絡した時、真吾が倖知さんの事言ってたの…』


『なにを??』


由樹から、私たちが付き合ってる時に真吾が私の事をどう話していたかを聞いた…。


『─────────────―…って言ってたの。私、その時は理解出来なくて、ただヤキモチやいちゃったけど…、
今はタケ(毅)にとって私も、倖知さんみたいになりたい』



私より年上の由樹に真っ赤な瞳で、言われたから…
思わずテレて息をのんじゃった。。