暗闇に1人でいるんだと思ってた…。


光なんて二度と見えないと思ってた…。


あたたかい風なんて吹いていないと思ってた…。


私の心は…1人ぼっちだと思ってた…。





あぁ……まさに悲劇のヒロインだ…。




自分を悲劇のヒロインに掲げあげ、哀れんでいたのは自分自身。



バカみたい…私。





ずっと、温かい心で包まれていたのに…。




真吾は、ずっと私を見つめていてくれたのに…。





気づかないふりして、傷つけて、いつまでも私がヒロイン気取り。






まだ、間に合いますか…??






まだ、私はあなたのそばにいても

いいですか??





それでも、こんな私にでも
愛してると言って欲しいと願ってしまう。




やっと見つけた。



私の光。



ううん、きっともっと前からあったんだ…。。



“見えなくて気付かなかった”んじゃない……


“視線を逸らし、気付かないフリ”をしていた……。