「寝ちゃった、」 やべー、と言いながら ワタシは笑いを浮かべて起きる 「大丈夫なの?あんた」 不満気な顔して すみれがじぃッとワタシを睨みつける 何か全部見透かされてる気が ぞくぞくする 腕まくりしたワイシャツから 綺麗にのびる白い腕を 組み直してすみれは ベットに腰掛けた 「寝てれば?後掃除とホームルームだけだし」 「いいッ!帰る、保健室のばばぁに きッと嫌な顔されるのがオチだから」 ぺろッと舌を出すと すみれは苦笑した