―――4月12日。

今日は私の誕生日。

夜は隆斗とご飯を食べる約束があった為、私は小五郎さんに送って貰い、学校まで来た。



「おはようございまーす!
―――うおっ!!;;」



私が職員室に入ると、新生先生が、すっ飛んで来た。

私は「どうしたんですか;;」と言いながら、デスクへと行く。

パーカーの袖を捲り、作って来た小テストを鞄から出すと、新生先生が「どうぞ」と、何かを差し出して来た。



「これって…」



新生先生から受け取ったのは、ホテルの招待券。



「…受け取って、良いモノか…」



私は戸惑いながら、招待券を隆斗に渡す。