【完】祝・高校教師〜彼氏を追い掛けました㊤〜

「あや…?」



私は教頭を見下ろす。

校長は「あらあら」とまだ笑ってる。



「救急車、呼びます?」



私は携帯を見せながら校長に言う。



「あ゛!小嶋先生、しまって――!!;;」



校長が私の携帯をしまわせようとする。

私は手元の携帯を見た。



「――っ!!」



私は携帯をスーツのポケットにしまい、頬を引きつらせながら笑った。

校長は「頼みますよ;;」と、冷や汗を流してる。

私が「すいません」と謝ると、さっき隆斗の肩に触れた美人さんが、教頭を立たせた。

教頭は鼻にティッシュを詰められてる。

どうやら、逆上せたらしい。