【完】祝・高校教師〜彼氏を追い掛けました㊤〜

「だから私は、雑魚は嫌いなんだよ――ッ!!!!」



ーーカーンッ

私は先頭に居た男の持つ鉄パイプを蹴り飛ばした。



「てめぇ…っ!!」



すると胸倉を掴まれた。

でも、私は怯む事なく見上げて睨んだ。

ーーシュッ

ーードカッ



「――う゛っ!!;;」



私は飛んで来た拳を避け、お腹に蹴りをお見舞いした。

乱れた髪をさっとかき上げながら、項を見せる。



「「「『【紅姫】…;;』」」」



「私がここの教師だと誰かに教えたら、あんたら殺すよ?
私はもう、6人とも顔を覚えたから(笑)」



私が黒い笑みを見せると、6人は鉄パイプを持って走り出す。