私は中山に理由を聞く。



「殺るだけだろ」



しかし、こいつは自分の置かれた立場をわかってない。

ーーパシンッ

私は思わず中山を平手打ちした。



「さゆの気持ちは少し考えなさいよ――ッ!!」



呆然としてる2人を目の前に私はキレた。



「中山くーん?」



そんな前に現れた中山の敵であろう他校の生徒。

バイクじゃないだけ感謝。

騒ぎになったら、さゆにも被害が行くかも知れない。

中山はさゆを背中に隠し、さゆは中山が殴り掛からないように、体に腕を回してる。

…6人か。

脅しで何とかなるかな。