【完】祝・高校教師〜彼氏を追い掛けました㊤〜

予鈴まで後15分。



「皆さんも、気を締めて、職務に励んで下さい」



「「「『はい!』」」」



私たちは父親に頷き、仕事に戻る。

私は隆斗と父親に連れられて体育館へ。

大きな花瓶に活けられた花。



「これを見てどう思う」



「んー…窮屈そう。しかも長さを変えてないから、茎が丸見え。
バランス感覚がおかしいよね」



父親に素直に伝えると、「お父さんも同じ意見だよ」と答える。



「これは昨日、倉敷先生が活けてくれたんだが、花が可哀想でな。卒業式もこんなので参ってた」


父親は持って来た新聞を床に敷き、隆斗に花を抜かせた。