【完】祝・高校教師〜彼氏を追い掛けました㊤〜

私だけ取り残された気分だけど、始業式と着任式の準備前に、職員会議をしなきゃならない為、私は隆斗にデスクに案内された。

4つのデスク毎に纏まる席。

私は隆斗の隣だった。

鞄をデスクに置き、私は手招きをしてる校長の隣へと行く。

仏様みたいな校長と私を挟むように立ったのは、般若みたいな顔付きの教頭の鬼田ーオニター先生。

…オニタじゃなくて、“オニダ”に改名した方が良いよ。

なんて思ってると、遅れて来た美人さんが、隆斗に挨拶をしながら、肩に手を置いた。

…何、アレ…。

私は不機嫌になる。

教頭に負けない位に、般若みたいだろう。