【完】祝・高校教師〜彼氏を追い掛けました㊤〜

「おはようございます!;;」



8時が過ぎると、ようやく、倉敷先生が来た。

倉敷先生が来たら、職員会議がすぐ始まる。

さっき見たプリントの説明を受ける。



「ちょっと良いかな」



職員会議の終わりかけ、父親が口を挟んだ。

私たちは父親に視線を向けた。



「この花の話なんだが、小嶋先生が活け花をやってたと聞いた。
倉敷先生でも良いんだがセンスがな…。私としては、小嶋先生に頼みたい。小嶋先生、どうかな?
10分で活けてくれるね?」



「…構いませんけど」



私は倉敷先生や粟田先生のキツい視線をビリビリと感じながらも頷いた。