【完】祝・高校教師〜彼氏を追い掛けました㊤〜

３年の担任は、新入生の出迎えらしい。

チャイムが鳴ったら１年生の教室へ行き、体育館へ引率するみたいだ。



「理事長、おはようございます」



すると、校長の声が聞こえた。

顔を上げれば、まだ５０歳とは思えないほどカッコいい、我が父親、小嶋平良ｰｺｼﾞﾏﾀｲﾗｰが居た。

全員が立ち上がり、「おはようございます」と言ってる。

私も合わせると、父親が近付いて来た。



「いかがですか、小嶋先生」



私と隆斗にしか見えない場所に来ると、ニヤニヤとしてる。

隆斗との付き合いは、親公認。

私は「頑張らせて貰ってます」と返す。