耳元で囁かれ、私はドキッとしながら、隆斗の方を向く。



「んっ……」



一瞬だけのキス―…
でも、私の下唇を吸うようなキスをされた。

私は理性を保ちながら、またアクセルを踏み込む。

…んー!!;;

やっぱりダメだ!!

私は理性が壊れ、川縁に車を停めてエンジンを切った。



「このドキドキの…責任取ってよ…!」



月だけが私たちを照らす。

隆斗は「フッ…」と笑うと、後部座席に移り、私を引っ張る。

車で盛るなんて、初めてではない。

しかし、互いに理性が崩れた状態で、一回では飽きたらず、私たちは車で二回、隆斗のマンションで三〜四回はヤってしまった。