しばしの沈黙。

隆斗は怯える私を見ながら「何で泣きそう?;;」と言う。



「どうして高校の先輩である梅田先生が、小嶋先生にジャケットと簡単に貸したのか、後輩である小嶋先生が、梅田先生のアレルギーとかを知ってるか、俺は小嶋先生の指輪を見てよーくわかった!
2人、付き合ってるでじょ?
先生が今してる指輪、梅田先生が前にしてた!急に外したと思ったら、何だ…。そういうね…(笑)」



…ヒィー!;;

この人、怖い――!!;;

私たちの秘密をズケズケと…(泣)



「嘘、でしょ…?」



涙を流して隆斗を見ると、倉敷先生は、隆斗の腕から離れた。