志乃は『相変わらずラブだねー』と言いながら、相槌を入れながら聞いてくれた。
『姫菜さ、あの日の事、引きずってんの?』
「引きずってはないけど」
『なら、堂々と居なさいよ。
あの日が2人の絆を深めた筈でしょ?大丈夫よ』
志乃にそう言われて、どこか安心した自分がいた。
“隆斗を縛ってるかも…”と、悩んだ時もあったけど、隆斗は「お前と居たいだけだ」と言ってくれたんだもん。
不安になったらダメだ。
私だって、隆斗と居たい。
「ありがとう、志乃!」
『何かあったら、前みたいに電話しなさい(笑)』
私は電話を切り、ジャケットに水が飛ばないように手を洗い、座敷へと戻った。
『姫菜さ、あの日の事、引きずってんの?』
「引きずってはないけど」
『なら、堂々と居なさいよ。
あの日が2人の絆を深めた筈でしょ?大丈夫よ』
志乃にそう言われて、どこか安心した自分がいた。
“隆斗を縛ってるかも…”と、悩んだ時もあったけど、隆斗は「お前と居たいだけだ」と言ってくれたんだもん。
不安になったらダメだ。
私だって、隆斗と居たい。
「ありがとう、志乃!」
『何かあったら、前みたいに電話しなさい(笑)』
私は電話を切り、ジャケットに水が飛ばないように手を洗い、座敷へと戻った。

