秋晴れの空。

私は白のジャージを身に纏い、100m走に出る中池を応援する。



「勝ってこそ、私の生徒だぁ゛ーっ!!」



「どんな応援…;;」



隣の舜に呆れられても、私はタオルを持った腕を振り回す。

転けて、粟田先生に手当てして貰っても、中池には嬉しいかも知れないけど。

デジタルは隆斗に託した為、私は午後の生徒会種目に参加する事も忘れて、生徒以上にはしゃぐ。



「行けぇーーー!!」



優勝したら、焼き肉を奢ってあげるからねー!!

私はウェディングドレスを着るんだけどー!!(笑)