「あのさ…」



「ん?何?さゆ」



「私にも…限度というものが…」



…やーんっ!!

さゆも可愛いーっ!!

私はさゆに抱き着いた。



「可愛さ分けて!」



「「「『はぁ…』」」」



今みんなからため息が漏れたのは、気のせいだろうか…?

私は首を傾げながらも、さゆから離れて、「可愛い」と、頬をつついた。



「隆斗君…あの子は一生、あのままかも知れんよ」



「承知の上です。でも、そこも姫菜らしくて良いと思います(笑)」



「そうか…(笑)」



私には、2人の会話は届いてなく、可愛い生徒たちと、笑っていた。