「私たち、中池君と…粟田先生2人を辞めさせるの、反対です」
「私も」
「俺もだ!」
教頭に詰め寄ろうとした私の前を、真優・さゆ・舜が通り過ぎた。
雄志が隆斗と「フッ」と笑い合い、3人に近付いて行く。
「俺らはあんたに嫌われてるし?何を言っても、聞いて貰えるなんて思ってない。けど、中池は仲間。世間の目より、仲間の幸せを願いたい」
「粟田先生には…確かに良いイメージはなかった。けど…辞めてでも、生徒であり、彼氏である中池君を守ろうとしてる。教頭には出来る?きっと、それが出来る先生は、梅田や姫菜ちゃんの他には、粟田先生しか、居ないと思う」
「安西さん…」
さゆの言葉は、私たちだけじゃなく、粟田先生の心にも、響いたらしい。
「私も」
「俺もだ!」
教頭に詰め寄ろうとした私の前を、真優・さゆ・舜が通り過ぎた。
雄志が隆斗と「フッ」と笑い合い、3人に近付いて行く。
「俺らはあんたに嫌われてるし?何を言っても、聞いて貰えるなんて思ってない。けど、中池は仲間。世間の目より、仲間の幸せを願いたい」
「粟田先生には…確かに良いイメージはなかった。けど…辞めてでも、生徒であり、彼氏である中池君を守ろうとしてる。教頭には出来る?きっと、それが出来る先生は、梅田や姫菜ちゃんの他には、粟田先生しか、居ないと思う」
「安西さん…」
さゆの言葉は、私たちだけじゃなく、粟田先生の心にも、響いたらしい。

