放課後、帰ろうとした私は、中池と雄志に捕まった。

逃走を試みたが、雄志に襟首をがっちりと捕まれて、体育館裏に引きずられる。



「タイマンすか!たか…」



「違うから叫ぶな」



…じゃあ、何っ!

私は雄志を睨むも、雄志は中池を見てる。

中池はムスーッと膨れっ面で、鞄から紙を取り出した。

折られた紙を開けば、白黒だが、車に乗ってる粟田先生と中池の写真がプリントされてる。



「…どういう事?」



「教頭宛に、メールで送信されてた」



…お前(雄志)はハッカーか。

私は頭を掻き、近くにあった大きな石に座った。