【完】祝・高校教師〜彼氏を追い掛けました㊤〜

「中池は…何があった;;」



「雄志ぃ!教頭がよ!“粟田先生と、ドライブしてなかったか?”だって!バレたぁー!!(泣)」



「自業自得…だな;;」



中池のモノマネ混じりの回答に、雄志は苦笑しながら、私を離した。

さゆがお茶をくれて、気持ちを落ち着かせる。

あれは怖かった。

二度も同じ恐怖に晒されて、私は可哀想だ。



「ヤバい…フラれる…」



…目っ!;;

目が開き過ぎてるよ!!;;



「別れたくねぇ゛ー!!;;」



「「ヒィ――ッ!!;;」」



あまりの目力と開きっぷりが恐ろしく、私はさゆと、雄志に抱き着いた。