【完】祝・高校教師〜彼氏を追い掛けました㊤〜

「乾杯まだしてないよ、隆斗…」



私は軽くキレながら、小声で隆斗を注意。

隆斗はパッとビールを置き、校長に「乾杯の音頭を;;」と言う。

…帰ったら、覚えとけ。

私は眼鏡をクイッと上げながら、隆斗に微笑んだ。



「「「『かんぱーい!!』」」」



「明日からも頑張れ小嶋!;;」



「……えぇ、頑張ります(笑)」



頬の筋肉が固いです。

上がりませんが、上げて上げましたよ。



「先輩、枝豆あげる」



私は苦手な枝豆を、隆斗に渡す。

ビールジョッキに付いてた滴が垂れ、隆斗のスラックスに落ちた。



「隆斗、オムレツ好きよね」



私が何かと世話を焼いてると、倉敷先輩が、隆斗におかずを取り分けようとした。