【完】祝・高校教師〜彼氏を追い掛けました㊤〜

ここは男子に囲まれた席。

…中池にピッタリだね!(笑)



「欠席は浅利ーアサリーだけ。無断欠席な……何した?てめぇ」



中池とすれ違った瞬間、胸を鷲掴みにされた。

私は中池の手首を捻り上げた。



「中池君。姫ちゃんに手出ししたら、あかんでぇい!」



痛がり、声も出せずにもがく中池に、何故かおかしな関西弁で声を掛けた舜。

ーードンッ

そこに、HRを終えた隆斗が怒り顔で現れる。



「う、梅田!;;」



「黙れ――…」



「はいっ;;」



あまりの怖さに、隆斗を止めようとした雄志は萎縮した。