―――ついに3日が経った。
私は転校生を待ち構えてる。
「鼻息ヤバい」
そう、鼻息を荒く。
受け身体制を取るんではなく、警戒体制に入ってるんだ。
…どっちも同じ?(笑)
私はシュッと横を向き、隆斗を見た。
…うん、素敵。
ニヤけながら見つめてると、紫煙を吹き掛けられた。
「ちょいと一本…っ」
「……ん」
今の間はなんだろうか。
私は隆斗をジーっと見つめながら、煙草を銜えた。
ライターで火を点け、背凭れに体重を預ける。
「先生、ヘソがセクシーですね」
…んんっ!?
聞き慣れない声に、顔を上げた。
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