【完】祝・高校教師〜彼氏を追い掛けました㊤〜

「勘違いしないで?姫菜ちゃんが仲間を思ってやった事だと、私たちはわかってるから」



体が冷えて行く。

味方をされても、何も感じない。



「ここに呼んだ理由…言って良いかな?」



「はい…」



「沼田が共謀したヤツらがまだ見付かってない。故に、【KING】に関係してるヤツらかもわからない。関係してたら、また誰かが狙われる。気を付けて欲しいと伝えたくて、来て貰ったの」



「…終わりはないんですね…」



「終わりを決めるのは、自分だけじゃないって事ね。でも、私がこれが最後だと約束する」



「え…?」



「沼田の弱味を掴んだの。誰にも手出しさせない。ただ、警戒心は持ってて」



私は躍起になってる守優君のお母さんに、頷くしか出来なかった。