【完】祝・高校教師〜彼氏を追い掛けました㊤〜

一度だけ、来た事がある。

三世帯住居。

隣に住んでるおじいちゃんが、“苺”って、煩かった筈。



「どうぞ」



「お邪魔しまーす」



「お邪魔します」



守優君が玄関を開けてくれて、中に入る。

…――っ!!

その瞬間、私は口を開けて固まった。



「い、一般人ですか?;;」



私が思った事を言う隆斗。

本当にそうだ。

綺麗過ぎるよ、守優君のお母さん。



「当たり前じゃない!この子こそ、一般人なの?」



…すいません、芸人みたいで;;

私の眼鏡を外し、顔を覗き込んで来る守優君のお母さん。