夕方、隆斗と家に帰ろうと、駐車場へ歩き出した所に、1人のスーツを着た男の人が現れた。
「保護者の方ですか?」
…カッコいいんですけど!(笑)
芸能人に会ったかのように、少し舞い上がる心を落ち着かせながら、話し掛けた。
「【木ノ島警察署】の…」
「私、何もしてませんッ!!」
警察手帳を見せられた瞬間、私は首と両手を左右に振って、悪い事はしてませんアピール。
「逆に怪しい」と、隆斗に止められたけど。
「親父!何で先に行くんだよ!」
パニクる私の前に、もう1人、スーツ姿の人。
…私、木ノ島の方面で…あれ?;;