「良い生徒を持ったな、姫菜」



「…イジメについて、たくさん話したい事があったけど、時間が足りないので、教室に帰ったら、今日のこの授業についてのアンケート用紙を配るので、それぞれ思う事などを書いて来て下さい。私たち教師に思う事でも構いません」



「教師がシカトしました」



「雄志…」



「う、梅田!;;」



私の真横でごちゃごちゃ言ってた雄志は、隆斗に首をホールドされた。

笑いながら、チャイムが鳴った為、生徒たちを見送る。

すると、石田さんたちが近付いて来た。

私は彼女の頭を撫でて、雄志と部屋を出た。