【完】祝・高校教師〜彼氏を追い掛けました㊤〜

篤と付き合ってるのが許せないの?

それとも、私の生徒である事が?

私は何も聞いてなかったフリをして、教室のドアを開けた。



「早く帰りなさい」



「はぁい!小嶋先生、さようならー!」



「さようなら…」



拳を壁に押し当てて見送る。

山地さんは5人に引っ張られてる為、掴まえる事が出来ない。

私はさゆにメールをした。

≪極秘任務!雄志と山地さんを見張って。どうせ校門でたまってるんでしょ?≫

≪何でわかったの!?(笑) 追跡しまーす!≫

さゆは理由(わけ)を聞かないで、つけてくれる事になった。

後は、隆斗に報告だけ。

…捜さなきゃ!!