『守優は警察官になれたけど、まだペーペーだ。おじさんが話を聞くが』



「本当ですか!?」



…刑事さんが直々に?

ありがたやぁー!(笑)



『刑事課主任が、市民のSOSを見逃したら、恥だから』



…もう、何でも良いです!

敵に助けを求めて申し訳ないですが、助けて下さい!



『【大岡組】な。管轄が違うから、そっちの管轄に頼むか遠征になるか会議があるけど、1週間以内に片付けるようにするよ』



「ありがとうございますッ!!」



『それじゃ。また何かあればいつでも』



「はい!守優さんにもよろしくお願いします!……うっしゃーぁッ!!」



私は電話を切り、携帯を持つ手を高く上げて、ガッツポーズをした。