【完】祝・高校教師〜彼氏を追い掛けました㊤〜

私は自分で復讐が出来ないとわかり、無性に苛立ちを覚えた。

警察にも、限界があるかも知れない。

…けど…!

私は中学時代の同級生に、警察を目指してる男子が居た事を思い出した。

両親が刑事で、“俺もなるんだー!”って。

もう、連絡先も定かではないけど、小五郎さんに、名簿から探して貰おう。



「そろそろ、仕事に戻れば?」



「そうだね」



3人で保健室を出た。

特に会話がないまま、職員室の前で別れた。

授業が終わった隆斗や先生たちが戻って来る。

私は携帯を出し、こそこそと、「山下守優ーヤマシタシュウーの連絡先を調べて!」と、電話をしてから、授業に向かった。